「知」の結集 ゆびすいコラム

2018.06.21

財務諸表等電子開示システムの留意点

 社会福祉法人において、今年も財務諸等入力シートの提出がございました。
財務諸表等入力シートの作成と提出の方はもう完了しましたでしょうか。
今回は財務諸表等入力シートの作成にあたり、留意点やお客様からご質問の多かった点
について、いくつかご紹介させていただきます。
 
◆現況報告書について
「前会計年度における事業等の概要」の①-1拠点区分コード分類において、サービス区分ごとの名称をいれることになっております。
特に本部のサービス区分がある場合やその年度から増えたサービス区分がある場合も入力が必要となります。
ここで入力が漏れてしまいますと、また現況報告書からのやり直しとなってしまいますのでご注意ください。
 
◆勘定科目について
 こちらにおいて、そのままスルーして次の入力へ進まれることが多いかと思います。
 しかし、計算書類(原本)に計上されている科目が財務諸表等入力シートの勘定科目の一覧に計上していない場合は科目の追加を行っていただくことになります。
特に科目の追加が多かったケースが、○○積立資産、○○積立資産支出、○○積立資産取崩収入や資金収支計算書の固定資産取得支出の○○取得支出が計算書類に計上されている場合であり、科目の追加が必要となります。
科目設定をきちんと行わず、次の入力に進んだ場合、計算書類に反映されず、
また科目設定からのやり直しとなってしまいますので、ご注意ください。
 
◆ 社会福祉充実残額算定シートの別添(財産目録)について
 控除対象の列に「〇」「×」が表示されているかと思います。
これは社会福祉事業等に、直接又は間接的に供与されている財産であり、当該財産がなければ事業の実施に直ちに影響を及ぼし得るものが「〇」であり、直ちに影響を及ぼし得ないものが「×」となります。
一般的に判断できる科目はあらかじめ自動で入っておりますが、それ以外は上記の判別方法で「〇」「×」を選択して頂くことになります。
 
 またご不明な点がございましたら、WAMのHP内に操作方法(動画等)やよくある質問
が掲載されておりますのでご参照いただければと思います。
まだ提出が完了されていない法人様は提出期限が6月30日までとなっておりますので、

お早めにご提出ください。

東日本事業部 室田 拓真
 
 
教育・福祉事業