「知」の結集 ゆびすいコラム

2018.08.10

税理士試験3

みなさん、今年の税理士試験はいかがだったでしょうか?
完璧に準備して試験に臨めた方もおられれば、準備不足で会場を早々に立ち去られた方もおられるでしょう。弊社でも、多くの者が、様々な思いを胸に受験に臨んでおります。
 
先日、今年も受験する部下との面談で、このような質問が出ました。
「どうやったら、働きながら試験に受かれるんですか?もっとたくさん勉強したいのに、最低限しか時間を作れません。」
 
もっともな質問だと思いました。
彼は働きながらでしか、受験をしたことがなかったため、時間さえあれば・・・と思ったわけです。
 
みなさんはどう思われますか?
 
私は以前のブログにも書きましたが、受験専念時代を1年経験しています。
朝から晩まで勉強して、完璧に準備して受験に臨みました。
自分なりに手応えはあったのですが、結果は「不合格A」。
 
その後、ゆびすいに入社して仕事をしながら、受験となりました。
とにかく後悔のないよう、その時の全力を出し切って受験しよう、そんな思いで受験に臨みました。
 
専念時代の1/10も勉強時間はとれませんでしたが、蓋を開けてみると、結果は「合格」でした。
 
専門学校の先生が言っていた印象的な言葉があります。
「税理士試験は国家試験の形を取っているが、適性試験だと思う。時間内には絶対に終わらない大量の問題を前に、いかに最高のパフォーマンスをするか。これは、税理士実務に通じるものがある。」
 
当時、意味がわかりませんでしたが、今はよくわかります。
学生や受験専念が有利とも言われますが、社会人には社会人の強みもあります。
 
働きながらの受験は不安で、一歩踏み出せない方もおられるかもしれません。
でも、まず働いてみましょう!
一歩踏み出す勇気ある方を、ゆびすいは全力で応援します。
 
税理士・医業経営コンサルタント 矢部恭章
 
 
その他