「知」の結集 ゆびすいコラム

2019.09.26

地方税もダイレクト納付が可能に

 10月1日より地方税共通納税システムが開始されます。地方税共通システムとはeLTAX(エルタックス)を利用して、全ての地方公共団体へ自宅や会社のパソコンから税金の納付ができる仕組みです。
 
 国税についてはすでに、e-TAXを利用して事前に引き落とし口座を税務署に届け出ておけば即日又は指定した期日に納税ができるダイレクト納付が定着していますが、地方税については、電子申告は普及しているものの電子納税の仕組みが整備されていませんでした。
 多くの企業様では、源泉所得税と特別徴収分の住民税を給与計算の一連の流れとして、毎月同時期に納付をされていると思いますが、今までは源泉所得税についてはダイレクト納付により納付ができていたものの、住民税の納付で金融機関の窓口の出向かなければならいという手間があったと思います。今回の地方税共通納税システムの開始により、どちらもパソコンからダイレクト納付ができるようになります。
 
 地方税のダイレクト納付利用の手続きとして、国税と同様に事前に引き落とし口座の登録が必要です。国税については、所定の用紙を「所轄の税務署」へ提出することにより申込手続きを行いますが、地方税については所定の用紙を「金融機関」へ提出することになります。
 手数料もかからず、インターネットバンキングを利用されていない方でも利用できるため、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
 
堺事業部 石田 圭
 
 
税 金