「知」の結集 ゆびすいコラム

2021.10.28

メガバンクが法人の納税手続きしてくれない!?~電子納税~

 最近、メガバンクの支店の統廃合により、法人窓口が閉鎖しているとよく耳にします。従来通り、税金の納付書を持って窓口に行くと「当支店では、〇〇日をもって法人の納税手続きを終了しました。」と言われる事があるそうです。
 そこで登場するのが、電子納税です。国税と地方税をインターネットを使って銀行口座から納付することができます。
※電子納税をするためには、国税のe-Taxや地方税のeL-Taxの利用者識別番号や暗証番号などが必要です。電子申告をされている法人様は、取得していると思いますので、顧問の税理士さんにお尋ねください。
 
 今回は、電子納税の代表的な納付方法を2つご紹介します。
方法1)ダイレクト納付
事前手続きが必要ですが、使い勝手が良いです。(実際、国税庁や地方が推している方法です。)
【メリット】
①インターネットバンキングの登録が不要です。
②納付の期日指定ができます。
【デメリット】
①納付書が届かなくなります。
②事前に振替口座の登録が必要です。
 
方法2)インターネットバンキングでの納付
【メリット】
インターネットバンキングを登録が完了しておけば、すぐにでも納税が可能です。
【デメリット】
①納付の期日指定ができません。
②インターネットバンキングの登録が必要です。
 
この他にも、QRコード納付やクレジットカードでの納付方法もあります。
 御社の実情に合わせた納付方法をご選択の上、電子納税に対応してみては、いかがでしょうか。
特に、地方に多数の支店がある法人さんにとっては、地方税の納付手続きが簡便化できると思いますので、ぜひご一考ください。
※個人事業主の方は、今まで通り振替納税が一番使いやすい方法ですので、そちらをご使用ください。
 
堺OF 中野
 
 

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