日本経済に明るいニュースとなるのでしょうか?
新型コロナウイルスの水際対策で止められていた外国人観光客の入国を、2022年6月10日より再開することを政府が発表しました。
日本と海外のマスク着用に対する意識の違いへの不安や、インバウンドへの期待の声など賛否両論あるようですが...
令和4年度の税制改正にも外国人観光客関連のものが盛り込まれました。
【 免税対象者の明確化 】です。
狙いは、免税販売手続の効率化を図ること。
現行制度では、複雑な非居住者判定フローにより、免税店で行列が発生してしまっています。
この問題を解消し、免税販売機会の拡大と旅行者の満足度向上の実現まで繋げることが望まれています。
適用開始は令和5年4月1日。
今回の入国制限緩和とタイミングはずれますが、行列を防ぎ、確認手続での接触時間を減らすことは、コロナ対策としても有効かもしれません。
しかし、その頃には、新型コロナウイルスの感染も収束に向かっていることを切に願いたいものですね。。。
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【現行】
外為法に規定する非居住者
【改正】
外為法に規定する非居住者のうち、
・外国人 → 在留資格「短期滞在」「外交」「公用」の者 等
・日本人 → 海外在住2年以上の者
この改正により、従来は旅券に加えて、海外に在住していることや日本で就労していないことを確認するための書類を求める必要がありましたが、改正後は旅券だけで免税対象者であることを確認することができるようになります。
東京OF 金杉 初音