今回は、決算後に作成される現況報告書に関係する社会福祉充実計画について、前年度の実施状況をお伝えします。
【令和3年度の社会福祉充実計画の実施状況】
〇社会福祉充実計画を有する法人 1,918法人
全社会福祉法人の9.1%が策定しています。
令和2年度と比べると数も率も増加しています。
(参考:令和2年度の状況社会福祉充実計画を有する法人1,833法人(8.7%))
〇社会福祉充実財産の総額 4,126億円
令和2年度と比べると6億円減少しています。
〇社会福祉事業計画の最も多い事業及び事業費
「サービス向上のための既存施設の改築・設備整備」 1,757億円
全体の5分の2を占めています。
充実計画の使途については、現状の施設に対する改築や整備等といった多額の設備投資に使おうとする事業所が多いようです。
そのため、社会福祉充実計画の策定が必要になると、作成及び手続きに時間を要しますので、早めに計画の有無を確認するようにしてください。
※参考リンク
令和3年度の社会福祉充実計画の状況について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000920110.pdf
医療介護専門部 上田 香代子