6月より定額減税が始まり、一人当たり所得税から3万円、住民税から1万円控除されます。
所得税については、確定申告や年末調整で耳にした事があるかもしれませんが、住民税についてはどうでしょう。
みなさんは住民税がどのような税金かご存じですか?
気が付いたら、給与から天引きされていた。いきなり市区町村から納付書が届いた。というような経験をされた事もあるかと思います。
また、ふるさと納税をすると住民税から控除されるなんて話は聞いたことがあるでしょう。
今回はその住民税について簡単に説明していきます。
【住民税とは】
私たちは日々の生活の中で、公共施設、ゴミ処理、学校教育などのさまざまな行政サービスを受けています。その費用をその地域に住む住民に負担してもらうのが個人住民税です。
この個人住民税は前年の所得に基づいて計算され、1月1日時点で住んでいる地方自治体に納税します。
R6年を例に挙げると、R5年の所得に基づいて計算され、R6年1月1日時点で住んでいる地方自治体にR6年6月から納めるという事になります。
【納付方法】
納め方には特別徴収と普通徴収があり、特別徴収の場合は給与や年金から毎月天引きされ、普通徴収の場合は地方自治体より送られてきた納付書に基づき、年4回に分けて支払う事になります。
【種類】
個人住民税は都道府県民税と市区町村民税に分かれており、それぞれ、所得に応じて課税される「所得割」と、所得にかかわらず個人が等しく負担する「均等割」とがあります。
【税額】
「所得割」は所得×10%、「均等割」は5,000円前後です。
6月には、住民税の納税通知書がお手元に届いているかと思います。今までは詳しく見ていなかったかもしれませんが、是非、今回は納税通知書を確認し、自分がどれくらい住民税を納めているか確認してみてください。
村尾 真由美