「知」の結集 ゆびすいコラム

2010.07.28

3D化の波

最近、何かと話題にあがることが多いのが3Dテレビです。

映画館では3D上映がめずらしくなくなりましたが、3Dテレビはこれからです。

家電量販店に行けば、必ずと言っていいほど3Dテレビの展示があり、3D視聴用のメガネがあります。家電各社とも今年中に続々と3Dテレビを発売する予定で、現在力を入れている分野の1つです。

しかし、3Dになるのは、テレビだけではありません。

ゲーム、カメラ、録画再生装置など、様々な分野で3D化が起こっています。そのなかでも、注目されているのはゲームです。

ゲームはもともとゲーム内の空間で3D化がされているため、比較的容易に3D化が可能みたいです。

そのため、すでに3D対応のゲーム機の発売が予定されていて、ゲームソフトの配給会社も3D対応のソフト開発を行っています。

今後は臨場感が高まり、よりゲームの世界に浸れるようになりそうです。

また、テレビ放送も徐々に3D化の動きがあるようで、スポーツ中継を3Dで放送した例もあります。しかし、テレビ番組を3Dで製作するには、カメラや設備、ノウハウなども今までとは異なり負担が増えるため、徐々に浸透していきそうです。

他にも、自分で撮った映像などが3D化することも可能なので、普及すればあらゆる面に大きな影響がありそうです。

家電業界としては、2011年にアナログ放送が終わるため、テレビの買換え需要を狙って、3Dテレビを普及させる方針のようです。

今後も続々と今までにない商品が発売しそうなので、注目です。

エコポイントでテレビの買換えが進みましたが、次は3Dテレビで買換えを促そうということでしょうか。

不況で消費が伸び悩んでいますが、家電業界も思考錯誤して需要を掘り起こそうとしているようです。

(上田 純也)