「知」の結集 ゆびすいコラム

2009.04.22

?猫のたま駅長? 貴志川線を利用して感じたこと

先日、子供を連れて、『猫の駅長さん』で有名な和歌山貴志川線の電車に乗ってきました。

和歌山は私の地元なのですが、この貴志川線は採算面で赤字が続き、廃線寸前までいった経緯があって、その後経営を引き継いだ会社が、猫を駅長にしたり、『いちご電車』などのユニークなアイデアで収益を立て直し、多額の経済効果をもたらしたことはあまりにも有名です。

この路線を実際に利用して私が感じたのは、「なんだかわからないけど、楽しい、元気が湧いてくる」という気持ちでした。

悪化した業績をこのようなユニークで斬新なアイデアで意図的に立て直すことは、実際問題簡単にできることではありません。この不景気にはなおさらです。でも不景気だからこそ、この様に消費者・利用者が「元気になれる」「楽しい気持ちになれる」モノ、コトがこれからの業績改善のアイデアのヒントになる、それが人と人との繋がりを作り、あらゆる場面において企業にプラスをもたらすパワーになるんじゃないか・・・ アイデアに失敗はつきもの、でも、「人を元気にするアイデア」はいつか会社とその周りの人々を幸せにする、そんな気がした休日の旅でした。

(税理士:中芝康仁)