「マルチ商法」というとインチキや騙されるといったイメージを持つ方も多いと思います。しかし、マルチ商法自体は違法ではありません。違法なのは、「ねずみ講」や「マルチまがい商法」と呼ばれるものです。
まず、マルチ商法とは何でしょうか?
マルチ商法とは、商品やサービスの流通のある連鎖販売取引です。簡単に言うと、誰かに頼んで、代わりに売ってもらうということです。これは、合法です。
それでは、ねずみ講とは何でしょうか?
ねずみ講は、無限連鎖講と言われるもので、主に商品やサービスを介さずに金銭などが移動しているのが特徴です。無限に続くことも特徴です。これは、違法です。
最後に、マルチまがい商法とは何でしょうか?
マルチまがい商法は、マルチ商法に似ています。大きな違いは、悪質な販売であるかどうかです。アフターケアなどがないこともあります。これも、違法です。
簡単にいえば、悪質であるかないかが判断の基準と言えると思います。粗悪品を高値で売ったり、騙したりして売ったら、それは違法ですよね。
これらの勧誘方法は、同級生から連絡があるというのが多いみたいですが、最近ではインターネットでの勧誘も多いみたいです。本人は悪いことをしている実感はなく、他人が止めようと相談をするパターンが多いそうみたいです。
この不景気の中、犯罪に手を出してしまう方もいるかもしれません。こういった犯罪の場合、副業としてすることができるので、気軽にできてしまいます。簡単な儲け話などは信じずに、違法だという認識を持つことが大切です。もし、被害にあわれた方は、早めに相談することが大切です。
楽に儲けることができればいいですが、そんな話はありません。こんな世の中だからこそ、日々一生懸命働くことが大切なのではないでしょうか。
(上田純也)