オリンパス現旧経営陣に約36億円の賠償提訴がされました。
オリンパスの巨額損失隠し事件で、会社が現旧経営陣を
訴えた形になります。
過去においても、日興コーディアルグループの不正経理で、
前社長らに約33億円の賠償請求が起きたり、ライブドア
事件においても、元社長ら7人に約35億円を賠償請求したりと、
会社が経営陣を訴えるケースがあります。
これは、株主代表訴訟ではなく、会社が経営陣を訴える
というケースで、日本経済に与えた影響、会社が失った
社会的信用を取り戻すために賠償提訴を起こさないと、
落とし前がつかないということでしょう。
今回、オリンパスが経営陣から受けた損害は859億円で、
36億円というのは支払い能力を考慮してとのこと。
この裁判の判決によっては、経営陣は保有資産すべて
身ぐるみを剥がされることになるかもしれません。
不正経理は、会社を守るため、自分を守るために犯して
しまう数字を使った不正ですが、そのツケはあまりに
大きく、結果、会社や自分を台無しにしてしまうことに
なりかねないですね。
会計に携わる人は、気を付けなければいけない話ですね