「知」の結集 ゆびすいコラム

2023.02.14

マイナポータル連携による確定申告(医療費控除)

 今年も確定申告の季節がやって来ましたね。
医療費の領収書を集計して確定申告するのが面倒だと感じることも多いのではないでしょうか。
 
 今回は令和4年分の確定申告からどこの病院にいくら支払ったのかという1年分の医療費のデータが一括で取得できるようになったマイナポータル連携についてご紹介します。
 
マイナポータル連携とは?
 所得税確定申告手続について、マイナポータル経由で、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、申告書の該当項目に自動で入力できる機能です。
 
【マイナポータル連携の対象】
・保険料控除証明書
・住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
・寄附金受領証明書・寄附金控除に関する証明書(ふるさと納税)
・特定口座年間取引報告書
・医療費通知情報
 
令和4年分の確定申告からは、新たに下記もマイナポータル連携の対象となりました。
・公的年金等の源泉徴収票
・国民年金保険料の控除証明書
・医療費通知情報(1年間分)
※このマイナポータル連携は、電子データとして取得するので、書類の保管が不要です。(e-Tax送信する場合のみ)
 
 但し、医療費控除の全てがこのマイナポータルから取得できる「医療費通知情報」には、保険診療ではない医療費控除の対象となる費用が含まれていません。インプラントや子供の歯列矯正や市販の医薬品などの保険診療ではない医療費控除の対象となる費用については、「医療費通知情報」とは別に集計して追加する必要があります。この「医療費通知情報」とは別に集計した医療費の領収書については、5年間の保管が必要となります。
 
詳しくは、国税庁HPのマイナポータル連携特設ページよりご確認下さい。
 
堺事業部 淡田
 
 
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