最近、家庭菜園が人気のようです。それに伴い、ガーデニング用品が売れているみたいです。
インターネットショップでは前年比で30%も売り上げが伸びた企業もあるようです。
それでは、なぜ家庭菜園が人気なのでしょうか?
主に3つの要因があります。
1、節約をするため
2、食への安全志向
3、趣味として育てる
まず、不景気の影響で節約志向が高まっています。そのため、自分で育てて節約した消費者が多いようです。
最近では、天候不順で野菜が高騰しているので、場合によっては効果は大きいかもしれません。
次に、食に対する安全を確保するためです。
食品偽装などの事件があり、依然として食に対する安全を求める消費者が多いようです。
自ら育てれば余計なものが混入する余地がないため、安全な食品が食べられるということです。
最後に、趣味として育てる人も多いようです。
団塊世代を中心として、会社の第一線を退いて、自由な時間を手に入れた人たちが、趣味として育てているようです。
また、意外にも20?30代の若い世代にも「何か自分で作りたい」と考える人が多いそうで、ネットを中心に注文が増えているようです。
もし節約のために始めるなら、ガーデニングをするために必要な物の金額より、収穫する野菜等の金額の方が多くないと意味がありません。
そのため、一概に家庭菜園が節約とは言えなさそうです。
しかし、植物を育てることで学ぶことも多いと思います。
家庭菜園を通じて、心が豊かになればいいですね。
最近は、巣ごもり消費という言葉がありますが、家庭菜園もその一つなのかもしれません。
ちなみに、リーマンショック以降のアメリカでも、同様の現象が起きていたそうです。
(上田純也)