「知」の結集 ゆびすいコラム

2010.05.10

加齢臭を消す肌着

主に40代以降の方の悩みの種である「加齢臭」を防ぐ肌着が人気みたいです。

すでに店頭では、PBなども多く販売されているようです。

人気になるほど売れるということは、加齢臭を気にする方も多いということでしょう。

それでは、中高年の方を悩ませる加齢臭はなぜ発生するのでしょうか? 原因の1つは、有機化合物のノネナールといわれるものです。

皮膚から分泌される脂肪酸の1種が、酸化などしてノネナールが作られます。

そして、作られたノネナールが汗などと混ざることで、加齢臭を放ちます。

40代を過ぎると、脂肪酸の分泌量が増えるそうです。そのため、どうしても加齢臭が出やすくなります。

しかし、女性ホルモンには、脂肪酸の酸化を抑制させる働きがあるため、女性の加齢臭はも目立ちにくいようです。

加齢臭の発生原因はわかりましたが、どのようにして肌着で加齢臭を防ぐのでしょうか? その方法は、2つです。

1、臭いの原因となる物質の発生を抑える。

2、発生した物質を吸着等して、消しとる。

つまり、肌着の素材に、臭いの原因となる物質を分解等する機能をつけているのです。

それによって、ノネナールなどの物質を分解等して、臭いを発生させないのです。

このような肌着は1枚4000円ほどします。

3枚1000円などの肌着が珍くないので、相当高額なことがわかります。

それでも人気なのは、このような商品に対するニーズが強いということでしょう。

最近では、ちょっと贅沢なビールやアイスなどの商品が人気だそうです。

肌着に対しても、同じことがいえるかもしれませんね。

(上田 純也)