リーマンショック以降、株価が急落し、先の見えない状況が続きました。
一時は、日経平均が6000円を割り込む、1ドル50円になる、などといった意見もありました。
しかし、結果的には、2009年の日経平均は年間上昇率が17%でした。
そんな中、あるデータでは、過去1年間で、儲けた人は40%だったそうです。
また、過去1年間に金融資産額が増えた人が43.2%、減った人が40.7%だったそうです。
つまり、投資をしている人の中には、この不況でも金融資産を買い増して、利益を出していた人もいたようです。
そのような、儲かった人たちはどのような人なのでしょうか?
2つの共通点があるようです。
1、よく勉強する
2、損切りを躊躇しない
まず、投資のための勉強は苦にならないという人が多いみたいです。
毎日、個別の銘柄はもちろん、マクロ経済の研究などをしているようです。
それから、投資のルールを決めて、必ず守るという人も多いようです。
一般的には1割下落したら損切りするなどの具体的な数値を決めることが知られています。
しかし、儲かった人たちは、想定したシナリオが崩れた時に損切りする、という人が多いみたいです。
よく勉強して、自分なりの予想を立てて、その通りに進めば儲かり、うまくいかなければ損するといった具合でしょうか。
やはり、儲けるためには日々の努力の積み重ねが必要みたいですね。
預金利息もほとんどなく、年金さえどうなるかわからず、不動産なども値下がりしています。
そのため、金融資産で儲けようと考える人も少なくないと思いますが、しっかりと勉強することが不可欠なのではないでしょうか。
何をするにしても、楽して儲けることはできないということでしょうか。
(上田 純也)