日本では、毎日90人が自殺しているのが現状です。
2009年の自殺者の数は3万2845人で、前年比で1.8%増えました。1年で平均すると毎日約90人が自殺している計算になります。
それでは、自殺する原因は何でしょうか?
1位 健康問題 1万5867人
うつ病などが多いようです
2位 経済・生活問題 8377人
そのうち、失業が1071人 生活苦が1731人 就職失敗が354人で 前年よりもだいぶ増えているようです。
3位 勤務問題 2528人
前年よりも若干増えているようです。
また、年代別では、50代が最も多いですが、2009年は20代、30代の自殺者が過去最高を更新しました。
自殺者は2008年秋のリーマンショック以後に急増しているため、景気低迷の影響が大きいと考えられているようです。
最近の傾向では、1つの要因で自殺するのではなく、いくつかの要因が重なって自殺に追い込まれることが多いようです。
例えば、景気低迷で事業不振⇒失業⇒家族など人間関係がうまくいかなくなる⇒うつ病⇒自殺
このように色々な要因が重なって自殺に追い込まれることが多いそうです。
苦しい経営状況の中で、従業員の心のケアを重要視することは難しいかも知れませんが、うつ病などが企業の問題となっていることも事実です。
今後の対策を考えることも必要になりそうですね。
(上田純也)