日々進化を続けているITの分野ですが、まだまだ人間のようにはいきません。
どうしても、機械ということで、臨機応変な対応に欠けています。
しかし、そのコンピューターと人間が真剣勝負を繰り広げるようです。
勝負の方法は「将棋」です。
1996年には、チェスで人間とコンピューターが対決しました。
人類代表として対決したのは、当時、人類最強とうたわれたガルリ・カスパロフ氏です。
結果は、3勝1敗2分けで、カスパロフ氏が勝ちました。
それから約14年の月日が流れて、将棋での対戦が実現しそうです。
今回対戦するのは、人類を代表して、女流王将の清水市代さんです。
女流トップとして君臨し続けている実績があります。
今回のコンピューターは4つのソフトが同時稼働して、多数決で着手を決定するという方法みたいです。
将棋はチェスと違って、奪った駒を自分の駒として自由に使えるので、より複雑になります。
そのため、より高度なコンピューターの性能が求められます。
10月11日に対戦が予定されています。
将棋ファンの間では、コンピューター有利の見方が強いそうですが、結果はどうなるかわかりません。
現在の技術を集めたスーパーコンピューターと人間の英知との真剣勝負です。
コンピューターが人間の知能を上回るのか、注目です。
(上田 純也)