「知」の結集 ゆびすいコラム

2012.06.13

個人住民税の特別徴収制度

個人住民税には、普通徴収(個人納付・年4回)と特別徴収(12カ月分割・給与天引き)があります。

特別徴収は従業員の方々の納税の便宜を図る目的から、事業者の方が、毎月の給与の支払いの際に所得税と同様に、住民税を徴収(天引き)して納税する制度です。

特別徴収のメリットは従業員の方々が自分で納税する手間が省けることです。

特別徴収により納税するためには、毎年1月31日までに各市役所に給与支払報告書(総括表・個人別明細表)を提出します。

住民税の税額の計算は、給与支払報告書に基づいて各市町村で行い、従業員ごとの税額を通知します。その税額を毎月の給与から徴収(天引き)し、翌月の10日までに金融機関を通じて各市町村に納めることとなります。

特別徴収税額の通知書には6月から翌年5月まで納める年税額及び毎月の税額が記載されています。

6月の給与明細で住民税の金額が変更されていることを自分で確かめてみてはどうでしょうか。