「知」の結集 ゆびすいコラム

2013.12.11

ワールドカップと課税関係

 今月の6日(金)に、2014年サッカーW杯ブラジル大会の組合 せ抽選会が行われました。日本はコロンビア、コートジボワー ル、ギリシャがいるC組に入りました。

 気は早いですが、もし日本がW杯で優勝した場合に、税金の 話は登場してこないか?について考てみたいと思います。

 2011年に、「なでしこジャパン」がW杯を優勝した際には、当 時の財団法人日本サッカー協会から、1人あたり650万円の報奨 金が選手に支給されました。

 この報奨金には課税関係が生じます。選手が受け取る報奨金 には所得税が課税されます。それもプロスポーツ選手が受け取 る場合には、事業所得となります。もともと年俸等は事業所得と なりますが、報奨金のような事業から派生して生じたものも、事 業所得に該当します。

 アマチュア選手の場合は、今回のような競技団体等から受け 取る報奨金は、一時所得に該当します。勤め先の会社から受け 取ると給与所得に該当します。

 日本はグループリーグを突破できるか? あるいは、決勝トーナメントでどこまで勝ち上がれるか?  まだ、組み合わせが発表されたばかりですが、今から楽し みです。