少し前から様々なジャンルで既存の作品を
現在に引っ張り出している傾向があります。
数十年前の映画をリメイクしたり、
小説や懐かしい漫画を実写化してみたり、
過去のヒットソングを別のアーティストがカバーする。
お笑いではベテランが長い間レギュラー番組を続けたり、
リズムネタが流行ったり、どの漫才を見ても平均的に面白い。
(私だけでしょうか)
私の尊敬する人が言いました。
「懐かしさに勝てない新しさならいらない」
新しさには驚きと感動を呼び起こします。
新しいものが出尽くしてしまったのでしょうか。
私はそんなわけがないと思っています。
懐かしさや平均は人に安心や安定、
落ち着きをもたらします。
技術の革新や経済の変動、戦争やテロ、
国内でも理解できない事件等、
社会環境をニュースが騒ぐ状況が続くようなら、
しばらくは懐かしさが幅を利かせることになりそうです。
人をビックリさせるサービスを提供するよりも、
安心や落ち着きを提供するサービスの方が、
受け入れられやすいかもしれません。
今日も驚きと感動の落語を聞いて一日を終えます。
経営コンサルティング事業部 石田 竜佑