「知」の結集 ゆびすいコラム

2015.08.12

猛暑だけじゃない!ETC2.0も熱い

日中は自分の体温を超える気温と、恐ろしい猛暑ですね。

さて、タイトルにも書きましたが、 熱いのは夏だけではありません。

今ETCの進化も熱いのです。

ETCといえば、高速道路の料金所ですよね。

ETCが普及してからは、渋滞の原因のひとつだった料金所も、 かなりスムーズに通行できるようになりました。

しかし、国土交通省はETCの進化版として、 2016年からはETC2.0を導入していくとしています。

ETC2.0では、高速道路の料金の決済にとどまりません。

全国約1600か所に設置されている ITSスポットを使って集めた情報を元に 対応のカーナビに渋滞情報や安全情報の 最新情報を送ってくれるようになります。

単なる料金の精算システムから、 運転支援システムに進化するみたいですね。

実は、運転支援システムについては すでに導入されていたのですが、 名前をETC2.0に変更して 今よりもっと普及させたいということですね。

そのために、 高速道路の割引サービスが検討されている点も注目したいです。

例えば、事故などによる渋滞を避けるため、 いったん一般道に降りて再び高速道路に乗ったり、 給油のために、いったん高速道路を降りても、 料金を追加せず、 高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金にする方針です。

他にも、 首都圏の高速道路を距離に応じた料金に統一することや、 入り口と出口が同じであれば、 異なるルートを経由しても料金を同一にした上で、 2020年までに渋滞が発生している首都高速道路をう回して、 別の環状線のルートを使った場合には 料金をさらに割り引く制度を導入する方針です。

やはり、 2020年のオリンピックに向けての 都心の渋滞解消が大きな課題のようですね。

ETC2.0の利用が広まるにつれ、 どんな風に生活が変わっていくのか注目していきたいです。

瀬川なつか